ニューカレドニア観光局

住民の9割がキリスト教徒

ニューカレドニアの主要な宗教はキリスト教です。住民の6割がカトリック宗派、3割がプレテスタント宗派です。1843年に本島北部のバラードに、最初のカトリック宣教師が上陸したといわれています。プレテスタント宣教師は1841年ごろに布教活動を開始したという記録が残っています。

イル・デ・パンの住民のほとんどがカトリックで、マレ島、リフー島にはプロテスタントが多いといった地域的な違いがあります。このことは、歴史的な背景があり、かつて、イギリス人宣教師(プロテスタント)とフランス人宣教師(カトリック)は、それぞれがより多くの信者を獲得するために競い合ってキリスト教を布教していたことに由来しています。現在は、二つの宗派が共存しあっています。ヌメア(本島)やウェ(リフー)など、人口の多い町では、カトリック教会とプロテスタント教会が近い距離に並んで建てられていることで、そのことがうかがわれます。

メラネシアの伝統も息づく

19世紀から20世紀にいたるまでの間に、ほぼすべてのメラネシア系の住民がキリスト教徒へと改宗しました。しかし、キリスト教が広まる以前の伝統や儀式も離島社会では息づいています。村の酋長や島の大酋長は、世襲制で選ばれます。住民の誰かがカーズ(伝統家屋)の屋根を葺き替えるときには村人全員が協力しあったり、作物の収穫を共同体みんなが協力しあって行います。死生観などに、伝統的な精神が大きく反映されることもあります。

神聖な場所について

離島に住む人々にとって、森や洞穴は神聖な魂や聖霊が宿る場所とされていることがあります。伝統的な日本の神道と似通って、特定の場所を神聖視する習慣もあります。そのような場所所に外部の人が立ち入ると注意されることがあります。でも、普通は観光客の行きにくい場所ですので、過度の心配は必要ありません。一般の観光ルートから外れる場合には、事前に地元の人々から情報を得ておくといいでしょう。